四国電力伊方原発の事故を想定した愛媛県広域避難計画で八幡浜、大洲両市住民の第1受け入れ先となっている松山市は29日、避難者受け入れ計画を公表した。原発から半径5~30キロ圏(UPZ)内の避難対象住民のうち7万1159人(2016年4月現在)を、県総合運動公園(松山市上野町)の避難経由所を経て、県有施設32カ所に避難元自治体の地区ごとに割り振って受け入れる。
 計画や県によると、UPZに半径5キロ圏(PAZ)を加えた圏内人口は7市町12万1753人で、県内1次受け入れ先8市町のうち5市町が策定済み。残る鬼北、松前両町は年度内か近日中に策定予定としている。